硫黄島からの手紙 [映画]
C・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を観てきました。
時間が取れず、硫黄島2部作のもう一方「父親たちの星条旗」が観られなかったのがちょっと残念。
パンフレットの写真。
以下、映画の内容が一部書かれていますので、内容を知りたくない方はご注意を。
硫黄島での戦いがどんなものだったかある程度知っていたので、イーストウッドがどんな描き方をしているのか興味がありました。
物語は二宮君演ずる西郷と、渡辺謙演ずる栗林中将を中心に進んで行きます。
西郷は物事に対する考え方がちょっと現代的過ぎるかなと思いますが、実際戦地に赴いた多くの人たちが内心考えていた事かも知れません。
皆の思いをストレートに表現する人物の代表として西郷が描かれている、と考えれば良いのかも。
映画を反戦映画としてでなく、硫黄島で戦っていた人たちの話という作りがとても良く、あえてトーンをぐっとを落とした映像が記録映画を観ているようなリアルさを作り出しています。
「許されざる者」、「ミリオンダラーズベイビー」の時も思ったのですが、イーストウッド作品は色を落としたコントラストの強い絵がとても印象的。
日本側のスタッフがきちんと仕事をしていて、婦人組のたすきや千人針など、当時の日本の習慣や小物がきちんと描かれているのも好感が持てます。
ほとんど救いのない非情な戦いの様子をとてもドライに描いていて、観ていて辛くなる人もいると思いますが、自分の中に残る映画でした。
こんばんは。この二本って、やっぱり立て続けに観た方が理解が深まる感じなんでしょうかね?全然情報収集してないのでよくわかってないのですが、どっちを先に観た方がいい、とかあるんでしょうか。
関係ないけど大昔に「カジュアリティーズ」と「7月4日に生まれて」をハシゴして、ものっすごいヘコタレた覚えがありますよ…
by frog (2007-01-10 05:46)
この映画、是非時間取って2本とも観たいです!
でも多分、DVDになるかも。
泣けそうですねー。。。
早く観たいです(^_^)
by umi_umi (2007-01-10 17:04)
frogさん、いつもコメントありがとうございます。m(__)m
1本でも相当ヘビーです。立て続けはとってもヘビーな気分になりそうなので止めた方が良いかもです。(^^;)
多分「カジュアリティーズ」と「7月4日に生まれて」の連続攻撃並みの精神的ダメージになるかと…
続き物ではないですし、情報を集めた限りではどちらを先に観ても大丈夫そうですよ。両方観た方が双方の立場が解るので、できればそうした方が良いんでしょうね〜。
海さん、いつもコメントありがとうございます。m(__)m
悲しくて泣くのもあると思いますが、とても重い映画なので精神的に余裕がある時に観るのがお勧めです。
2本でワンセットと思ってるので「父親たちの星条旗」のDVD出たら借りて観ようと思ってます。
by mykie (2007-01-11 01:28)
ストーリーのところは飛ばして、読みました。m(_ _)m
まだ見ていないので・・・。
日本を同時に見るか?一本づつ間隔をあけてみるか?
検討中です。
by (2007-01-11 20:24)
月光さん、いつもコメントありがとうございます。m(__)m
frogさんへのお返事にも書きましたが、2本同時は精神的に辛くなると思うので、あんまりお勧めしないです。
とはいえ両方とも周囲の評判が良い映画なので、観て損はないと思いますよ。
by mykie (2007-01-12 01:23)
話題にもなっているし、なかなか評価も
高い映画のようですね。
栗林中将については、米国内での評価
は高いようです。米国駐在経験もあり、
開戦にも反対したとか。そんな人物で
あっても、本土での戦闘を遅らせるという、
ただ、それだけの理由で2万人も戦死させて
いるのだから、戦争ってのは不可解なもんですね。
by kokudoh (2007-01-13 00:08)
takさん、いつもコメントありがとうございます。m(__)m
戦争って理不尽の固まりみたいなものですね。
ただ、硫黄島での戦いが長引いたおかげで本土への本格的な空襲が遅れて、結果的に疎開などの時間が稼げたため、救われた命も少なくないと思います。
日本人スタッフが多く参加しているので、外国映画とは思えないほど日本の描写が細やかで正確、かつハリウッド映画のダイナミックさを備えている稀な作品です。
by mykie (2007-01-14 02:48)